閑古鳥屋の2019〜2020海外旅行記 @ラテンアメリカ、中欧

閑古鳥屋といっても、店は開いていません。コマツシンヤさんの漫画から借りました。2019年に南米に飛び立つところから記録をつけ始めました。内容が面白いかは置いといて、とりあえずオンライン上に旅日記みたいにして残せるのは素晴らしいです。30代、東京出身、文学部卒。大学院での専攻はラテンアメリカ文学。

ワルシャワ ① ステキな街歩き

今回からワルシャワ篇です。クラクフ本駅から電車で約2時間半。車窓から見える田舎の素朴な景色が、私にとっての東欧のイメージと重なってきて、日本からずっと遠くに来たというような実感を起こさせました。

 

ワルシャワ中央駅に到着後、地上に出るとすぐ文化科学宮殿がそびえ立っていました。旧ソ連スターリンからの贈り物ということで、住民の評価は微妙らしいです。ただ実際は確実にワルシャワのシンボルになっています。

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今回ワルシャワ滞在用にアパートを借りました。ワルシャワ中央駅から南に向かって徒歩15分ほどです。ワルシャワ工科大学の近くで、ワジェンキ公園と中央駅の間くらい。静かなエリアでしたが、オシャレなカフェやパン屋がチラホラあり、良い感じです。

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ワルシャワはもちろん都会ですが、東京みたいに無機質なオフィス街が広がっているわけではありません。建物もそこまで高層ではなく、少しレトロな趣。広い公園もいくつかあり、気持ち良く過ごすことができます。散歩するのに適した街といえます。

 

先ほども少しふれましたが、街の南側にはワジェンキ公園が広がっています。夏にはワルシャワ中のひとたちが集まってくつろぐ場所らしいです。ショパン銅像横で無料のピアノリサイタルが行われる事もあるそう。池のほとりに博物館が佇んでいて、リスやカモなどの動植物も豊か。

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ワジェンキ公園から北上しヴィスワ川に沿って進んでいくと、街の中心を東西に走るイエロゾリムスキェ通り。さらにそこ越えていくとワルシャワ大学に近づいてきます。大学近くはオシャレなショップが多かったです。また、ワルシャワ大学図書館の屋上庭園は普段解放されているそう。文化的で落ち着くエリアです。大学図書館内には古い紙ものやポスターなどを販売する店もありました。

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大学の近くにはワルシャワのもう一つのシンボル、人魚像があります。ヴィスワ川沿いにあるから川魚でしょうか?なんにせよワルシャワ3大がっかりのひとつといえます。他のふたつはなにかわかりませんが。

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さらに少し北上すると旧市街に到着。入り口にある王宮広場は少し高台にあり、人もたくさん賑わっていました。

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ワルシャワの旧市街は、とてもこじんまりとしています。旧市街広場にもなぜか人魚像があった。乱立しています。良い感じのアンティークショップやポスター屋さんもありました。クラクフ郊外通りや新世界通りもそうですが、ここらはレストランやカフェの値段設定が高めです。

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旧市街をひとまわりしたら、人で賑わうクラクフ郊外通りを少し南に戻ります。途中途中でショパンの曲が流れるベンチを発見。コペルニクス銅像や、ショパンの心臓が保管されている聖十字教会はこの通りにあります。

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クラクフ郊外通りの西側にはサスキ公園が広がっています。無名戦士の墓には炎がともされており、左右には衛兵が直立不動で立っていました。寒そう。彼らに悪いので、写真は撮りませんでした。

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さらに西側へ進み公園を抜けると大きな倉庫みたいな建物があります。ここは昔ボクシングジムだったのを改修して、今は市場&フードコートになっています。隣の建物もハラ・ミフロスキという市場。屋外にも露店が広がり、野菜や果物、肉屋など庶民的な店がずらーっと並んでいました。安く、美味しそうなものばかり。サラミやベーコンなどの干し肉やドライフルーツは旅行中でも楽しめますし、おススメです。なぜか地球の歩き方には載っていませんでしたが、ワルシャワに来たら必ず訪れるべきスポットです!

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ワルシャワのどこにいても、街の中心にそびえ立つ文化科学宮殿が目印になります。冬のワルシャワは寒くて、日が短く曇った天気が多かったですが、それでも風通しの良い印象が残っているのは、この塔がいつも空にみえてたからかもしれません。なんつって。人が裏表なく竹を割ったような性格していたのもあるかしら。

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つづく