閑古鳥屋の2019〜2020海外旅行記 @ラテンアメリカ、中欧

閑古鳥屋といっても、店は開いていません。コマツシンヤさんの漫画から借りました。2019年に南米に飛び立つところから記録をつけ始めました。内容が面白いかは置いといて、とりあえずオンライン上に旅日記みたいにして残せるのは素晴らしいです。30代、東京出身、文学部卒。大学院での専攻はラテンアメリカ文学。

リマ ② バルガス・リョサ

リマは恒常的に曇り空。宿近くのキオスコで買い求めたトマトに、1日でカビが生えました。乾季のはずなのに‥。

お昼前、宿のあるリマ新市街から旧市街へ向け徒歩で北上していたところ、2〜300人レベルの大行列がありました。

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いかしたサーカスでも来てるのかとおもいきや、みんなのお目当てはこれでした。

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バルガス・リョサフューチャーのブックフェア。

入ってみたい!と思いはしたものの、この列に並ぶのは嫌だったので泣く泣く断念。また帰りに寄ろうと決めてその場は一旦立ち去りました。

 

旧市街を散策し、夕方再度ブックフェアの会場へ。チリ人作家ロベルト・ボラーニョの未邦訳小説やエッセイなどをよしんば古本で購えるかしらんと目論んでいたのですが、行列の長さは相も変わらず‥。ペルー人は本が好きなんだなあと変に感心し、そのまま宿にとぼとぼ帰りました。

 

翌日空港までの道のりでタクシーの運ちゃんにその話を振ったところ、前日はフェアの最終日だったもよう。みんな大概祭気分だよ、と仰いました。

思い返せば、会場から退場して帰る人たちはだいたい手ぶら。本を抱えている形跡はまるでなし。たしかに‥

けれども、日本でも有名なバルガス・リョサが、しっかりとペルーの国民的作家であることを認識することができました。

 

話は変わって、やはりリマは新市街より旧市街の方が賑やかで楽しく、見どころもたくさんありました。逆に新市街の見どころといえば、海と面白い地形以外に特に見つけられなかった。

これを書いている現在はすでにクスコです。

 

つづく