閑古鳥屋の2019〜2020海外旅行記 @ラテンアメリカ、中欧

閑古鳥屋といっても、店は開いていません。コマツシンヤさんの漫画から借りました。2019年に南米に飛び立つところから記録をつけ始めました。内容が面白いかは置いといて、とりあえずオンライン上に旅日記みたいにして残せるのは素晴らしいです。30代、東京出身、文学部卒。大学院での専攻はラテンアメリカ文学。

コパカバーナ ① ペルー 〜 ボリビア 国境越えについて

前回の続きです。プーノのツアー観光を午前中に終え、午後からはボリビアコパカバーナへバスで移動します。コパカバーナもティティカカ湖に面しているのですが、プーノとはまた違う景色を楽しめるのではないかと期待して立ち寄ることに。ボリビアの首都ラパスに夜遅く到着するのが不安というのも正直ありました。

 

移動時間は約4時間でそんなに長くはありませんが、今回は国境越え。手続きに関する前情報をそこそこ確認したつもりで、まあ周りの人についていけばなんとかなるだろう、と簡単に考えたのが実に甘かった‥!

 

まずはペルー側の管理局で出国手続き。

並んで自分の番が来たらパスポートを見せるだけ。出国スタンプをGET(実はスタンプの確認をしていない)、ここまでは余裕です。

 

問題はここから!バスが先に行って待っているみたいなので、そこまで歩く必要があります。周りに見覚えのある乗客がちらほらいたため、とりあえずついていきました。そして坂を数分歩いてバスを発見。バスの中にに何人か乗客が戻っていたため、そのまま乗り込みました。

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これが大間違いでした!!!出国手続きをしてパスポートにスタンプを押してもらったら、今度は絶対に入国手続きをして入国スタンプももらわなければいけません。

この二つはセットです!本当ならばボリビア側の管理局に寄り、入国申請して入国日の記されたスタンプをもらわなければならないのですが、こっちは全てかっとばしてしまいました!

言い訳をするならば、日本から海外に行く際は陸路での国境越えを経験できず、空港でなんとなくチェックを通過していたために、能動的に手続きするという経験に乏しかったことがあります。もう一つは周りの同乗者がすでにバスにいため、「自分も乗らなきゃ置いてかれる」と勝手に思ったこと。

 

後から振り返ってみると、南米在住者は他地域の人より国境間の行き来をしやすいシステムになってるのかな〜と思ったり(彼らの場合は免許証みたいなカードがパスポートの役割をしていた)。だから手続きが簡易的で早く済んでいたのかもしれないのかなと。けれど、この後の国境越えではそんなこともなかったので、やはり単なる勘違いかも。

 

ともかくこのミスの代償は高くつき、この後のラパスでひと手間もふた手間もかかってしまいました‥

 

てなわけで陸路での国境越えについて教訓!

①出国スタンプと入国スタンプがパスポートに押されているか念入りに確認すること。手続きをしていてもスタンプ押し忘れの可能性あり

②事前に管理局の位置を確認しておく。現地の人はなぜかスルーするケースもありえるが、よそものは出国・入国とも手続きがマスト。管理局の近くに来てもバスがそのままスルーしそうな場合は自分だけでも降ろしてもらう

③というかバスの運転手や添乗員に事前に立ち寄りを確認しておく。出国側と入国側の管理局が離れている場合や隣接している場合などさまざまなので、しつこく確認しておけば間違いなし。私はその後立ち寄りの確認&出国手続き完了後に「入国管理局はどこ?」と質問するようにしました。ちなみにスペイン語では、イミグレーションは「ミグラシオン」で通じる

 

 

そんなこんなで暗い時間にコパカバーナに到着。宿までは歩いて15分程ですが、坂道でしんどかった‥。荷物が重く、標高4,000m近いせいで空気が薄いのも追い打ちです。

荷物を置いたあとまた街の中心部まで行って夕食。宿の犬は大人しくて利口な子なのですが、なんと外出時にはこちらを先導して途中まで送ってくれました!最初はたまたま散歩してるのかと思ったのですが、こちらが立ち止まると振り返って、また動き出すのを待っててくれます。なんと賢い!

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宿からもらった市街図

 

犬も宿の従業員さんもとても親切でした。ただ、結局観光はしませんでした。静かな良い町ですが、太陽の島に行く際の中継地という印象です。

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次回はラパスへ。

 

つづく