閑古鳥屋の2019〜2020海外旅行記 @ラテンアメリカ、中欧

閑古鳥屋といっても、店は開いていません。コマツシンヤさんの漫画から借りました。2019年に南米に飛び立つところから記録をつけ始めました。内容が面白いかは置いといて、とりあえずオンライン上に旅日記みたいにして残せるのは素晴らしいです。30代、東京出身、文学部卒。大学院での専攻はラテンアメリカ文学。

ラパス ① 渦巻シティー

 

さて、コパカバーナで一夜明け、早朝に宿を出発します。ちなみに朝食は軽いビュッフェスタイルでした。貧乏性なので、大量のキヌアをヨーグルトにかけて食べましたよ。うまかったです。宿から出発する際もわざわざ宿の犬が門の前で待っていてくれて、近付くとすっと立ち上がり、途中までですがまたもや町の中心地まで先導してくれました!嘘のような本当の話です‥!

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事前に宿の従業員から情報をもらっていたとおり、バスは中心の広場から大体30分おきに出発しているもよう。バスが何台か並んでいますが、ラパス行きのバスを誰かに尋ねようと思いきや、バスの前で男が、「ラパパパパパパパパパース」と大声で叫んでいるじゃありませんか。客寄せでしょう。

今回は事前にチケットは買わず、このローカルバスに乗り込みました。チケット代は約400円。ラパスまではおよそ4時間程度なので破格の安さですが、安全性の面では若干上級者向き。バックパックをトランクに預けるのもちょっと気がひけましたが、まあ中身は大したことないのであまり気にしません。しいていえばバックパック自体がプレゼントなので盗まれると困る。

席は概ね自由でした。先頭の見晴らしの良い席にはヨーロッパ系のカップルが(2階建てで運転席が1階にあるよく見るタイプ)。後から徘徊老人みたいなおじいちゃんが彼らのすぐ後ろで立ち止まり、ああああ唸り始めました。たまりかねたお兄さんが座るよう紳士的に促しますが、おじいさんは全く動かず。現地の他のおじいさんも手助けをして、自分の隣に座るよう優しく諭しています。なんだ一応乗客だったのか。しかし親切なおじいさんと唸るおじいさんは全く知り合いでもなさそう。なのにとても親切。

日本だとこういう場合には誰も行動を起こさず、皆で見て見ぬ振りをして気まずくなる傾向がありますが、ボリビアでは皆積極的に手を差し伸べるスタイル。素晴らしい。ちなみに私は何もしていません。これはいかんと反省です。

バスが走り始めてからしばらくして、湖を渡るために一旦降車する必要があります。バスは台船で、我々乗客は各々金を払いボートに乗り込みます。10分もしないうちに対岸に着き、バスを待ちます。

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標高は4,000mを優にオーバー!

 

さらに走り続け、ボリビア事実上の首都ラパスに到着!

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写真は分かりづらいですが、ラパスは街の中心部の方が標高が低く、すり鉢状の街になっています。街に入れば最初は小さなトタン屋根の家々が所狭しと肩を並べてひしめき合っている光景なのに、そこからぐるぐると回って谷底に降りて行くと高いビルが立ち並ぶ都会が姿を現し始めるのです。日本などとは真逆。谷の方が土地としては高く評価され、貧しい人々は街を見下ろす場所に住んでいます。面白い街です。

 

バスは街の中心部まで入っていかず。とりあえず近くの墓地を見学したのち、タクシーで ホテルまで直行。所要15分くらい。ホテルは街の中心部であるムリリョ広場から徒歩5分程度の便利な立地。奮発しました!日本円で2,000円程度ですが‥

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実は私、この時点で激しい下痢&悪寒を伴う高熱のせいで意識が朦朧していました。とはいえ軽く市街の散策はしたので、以下残った写真を手掛かりに回想してみます!

 

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ムリリョ広場。カテドラルや大統領官邸などが広場を囲んでいる、ボリビアの最重要地域。写真は国会議事堂です。鳩の数がハンパでないです。


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お洒落なjaen通り。博物館がいくつか並んでいます。4つの施設に通し券で入れるので、ボリュームたっぷりです。黄金博物館では先スペイン期の豪華な装飾品を鑑賞。あとはあまり覚えてないや。

また、少し離れていますが、国立民族学博物館はおススメ。写真撮影は別料金かかるため、ケチってなし。


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標高が高く坂道の多いラパス。ロープウェイは市民の生活に欠かせません。街中を縦横無尽に路線が走っています。ラパスに来たら絶対乗るべし。


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日本料理屋のけんちゃん。白飯と味噌汁がありがたい。日本料理は高級食で現地の食堂の2〜3倍しますが、元気が少しだけ出ました〜。

 

あっ、入国申請をするためにもちろん管理事務所にも行きました。不安だったので日本大使館にも相談しにいったり‥。大使館の皆さん、親切なご対応ありがとうございました!無事罰金を払って、入国スタンプを押してもらいました。ちなみに罰金は「ムルタ」です。覚えましょう。

 

次はウユニへ夜行バスで移動。しんどかった。

 

つづく