アタカマ ① チリ国境越え&昔懐かしヒッピー村
ウユニ村からの出発は夜明け前。チェックアウト時、仮眠中だった宿のあんちゃんを起こしてしまいました。あんちゃん、ごめん。
バスを待つ間はとても寒かった。周囲にはやたらたくさん荷物を持った人々が何人もいました。チリに行商に行くのかもしれませんね。
バスが発車後も、暖房が壊れているのか車内はなかなか暖まらず。しかもそのうちエンジントラブルかなにかで停車してしまいましたよ。走ってはぷすんっと止まり、ガチャガチャいじってはまた走り出すのを何度か繰り返して、大体1時間ほどロスしてやっと安定して走り始めました。
暗かった外の世界も、日が徐々に昇り始め、車内も少しずつ暖かくなってきました。周囲の景観も荒涼感が増し、乾いた山脈地帯に切り替わってきます。
そして昼過ぎには国境に到着。途中狭い駐車場みたいなやな感じのスペースに並ばされ、目の前には各自のバックパックや包みなどが置かれました。
そこに血気盛んないかつい麻薬犬が登場!荷物を嗅ぎまわり、皆の前をうろうろお散歩。最初は怖っ!と思ったけど、よく見るとその犬にもちょっと愛嬌があるような気がするし、ここは我慢。実際囚人或いは容疑者扱いされているな気分で楽しくはないです。ボリビアからの入国者に対してセキュリティが厳しい気がしますね。結果的には特に誰も検挙はされず、無事皆スルーできました。
しかし、実は後から気付いたのですが、ペルーのスーパーで買ったコ◯ティーを私は処分し忘れ、そのままバッグに入れっぱなしでした‥!これはペルーとボリビアではOKでも、チリには持ち込み禁止。見つからなくて本当に良かったっす!あのワンちゃん鼻が詰まってたのかな。
そんなこんなで無事チリに入国!走る景色は完全に砂漠地帯。
壊れていた暖房がなぜか途中で復活。車内は突如蒸し風呂状態に。チリの北部砂漠エリアはウユニに比べて温暖な気候で、この日も外気温が体感30度近かったのです。なので汗がだくだく。いや暖房切れよ、暑過ぎるだろという声が方々から上がり、ドライバーはここで渋々暖房を切りました。一旦消すとまた故障しそうでいやだったんかな。
そしてやっとこさアタカマに到着。ほとんど半日かけての移動でした。
アタカマは着いてびっくり、昔懐かしヒッピーの聖地でした。メキシコのサンクリストバル・デ・ラスカサスやパレンケみたいな感じ。インドのバラナシなどに比べればソフトなイメージです。
気候は穏やかで、清潔感も少し増したような。実際ここで体調もぐっと良くなりました。標高も1,000m以上下がり高山病のリスクも下がります。久々にビールも解禁しました。
犬や猫もリラックスしています。
次回はアタカマ観光に行きます〜
つづく