閑古鳥屋の2019〜2020海外旅行記 @ラテンアメリカ、中欧

閑古鳥屋といっても、店は開いていません。コマツシンヤさんの漫画から借りました。2019年に南米に飛び立つところから記録をつけ始めました。内容が面白いかは置いといて、とりあえずオンライン上に旅日記みたいにして残せるのは素晴らしいです。30代、東京出身、文学部卒。大学院での専攻はラテンアメリカ文学。

アタカマ ② 火星への旅‥?

サンペドロ・デ・アタカマ。着いた日の夜はゆっくり。暖かい気候もあり、蓄積した旅の疲れが少し軽減できました。もちろん、砂漠なので昼に比べて夜はぐっと寒いです。

暗くなってからなんてことない食堂に入り、ラザニアとアボガド入りホットドックを注文しました。ボリビアと比較してチリは物価が高く、ラザニアは日本円で1,000円相当の値段でした。ただ料理は仕事の丁寧さが感じられるもので、美味しかったです。

f:id:kankodoriya:20191212233145j:image

 

宿はモンゴルのゲルみたいなテントがいくつも並んでいるタイプ。風呂・トイレはとても綺麗で、しっかりお湯も出ました。チリに入り、だいぶ快適になりましたネ。

f:id:kankodoriya:20191212233429j:image
f:id:kankodoriya:20191212233426j:image

宿の猫さん

 

んなわけで翌日は砂漠観光に繰り出しました。まずは向かったの町から外れて北の方向。プカラ遺跡に向かいました。

f:id:kankodoriya:20191212234605j:image

プカラ遺跡につづく道路

 

宿から歩いて25分くらいで遺跡入り口に到着。受付のおじさんが丁寧に遺跡内の説明をしてくれます。一方遺跡入り口にある売店の姉ちゃんは態度悪かった。釣りがないからドリンクは売れねーとかかんとか。約150円のペットボトルの支払いに約1,000円の札を出しただけなのに、釣りがないんかい。まあそういう事もあるかなと普通ならそんな気にしないけど、ハナから態度悪かったから、やな気持ち。

 

まあ気を取直してまずは併設の博物館に。といっても狭い部屋にちょこんと展示物があるだけの簡易な施設でした。

f:id:kankodoriya:20191213175607j:image
f:id:kankodoriya:20191213175619j:image

 

博物館を後にし、ルートをずんずん進んでいきます。残っている遺跡内には立ち入る事ができませんが、向かいの丘から眺めることができました。
f:id:kankodoriya:20191213175613j:image

 

このあとはより高い場所にある展望台に向けて、ぐるぐる丘を登っていきました。だだっぴろい砂漠地帯が360度目前に広がり、胸が空くような絶景が続きます。
f:id:kankodoriya:20191213175617j:image
f:id:kankodoriya:20191213175610j:image

 

登り始めから約30分かけ、頂上に到達〜!。空が真っ青でした。星空が世界で1番クリアに見えるというのも納得できる、とても澄んだ空。

f:id:kankodoriya:20191213180201j:image
f:id:kankodoriya:20191213180154j:image
f:id:kankodoriya:20191213180206j:image

うっひょー。

 

次は町から西方向にある谷の方へ。少し遠いため、レンタサイクルを利用しました。

f:id:kankodoriya:20191213234745j:image

 

死の谷或いは火星の谷とも呼ばれる峡谷へ。

入場料を支払った後、途中まではマウンテンバイクで凸凹の道を進みます。ある程度走ったら駐輪場に自転車を止め、その先は歩いて登っていきます。

f:id:kankodoriya:20191213181010j:image

 

傾斜のきつい砂丘ではサンドボードを楽しみ人たちがたくさんいました。

f:id:kankodoriya:20191213181217j:image

 

ずんずん進みます。どんどん日が沈み、あたりは少しずつ暗くなってきました。

眺望の開けた丘の上から、さぞ綺麗な夕焼けがみれることでしょう。

f:id:kankodoriya:20191213181522j:image
f:id:kankodoriya:20191213181519j:image
f:id:kankodoriya:20191213181516j:image

「月の谷」もみえました。

 

そして頂上へ!

f:id:kankodoriya:20191213181649j:image
f:id:kankodoriya:20191213181646j:image

 

もっと夕日を満喫したかったけれど、日が沈んだあとにあの凸凹した山道を自転車で降りていくのはとても不安だったため、明るいうちに下山。それでも最後の方は真っ暗になってしまい、スマホのライトが照らす箇所以外は、何もみえないほどでした。

夜の星は本当によくみえました!天の川が肉眼で、ざあっとたっぷりみえるほどでした。写真はまったくうまく撮れませんでしたが。

f:id:kankodoriya:20191213234932j:image

 

翌日出発の日、最後に隕石博物館へ。こちらも楽しかったです。隕石が落ちるまでや成分などについて解説が聴けます。隕石の欠片も売っていて、こちら安いもので4,000〜5,000円くらい。買ってしまおうかと本気で悩みましたが、今回は断腸の思いでやめておくことに。もしあのとき買ってたら、我が家のパワーグッズになってたかしらね。

f:id:kankodoriya:20191213182038j:image
f:id:kankodoriya:20191213182032j:image
f:id:kankodoriya:20191213182029j:image
f:id:kankodoriya:20191213182035j:image

 

砂漠は人の原風景というか、むしろ心が逆に潤ってくる気すらしますね。海は生物が誕生した原始の場所とされていますが、それとは似ているようで少し違う。一体なんでしょうかね。とにかく、「心にいつも砂漠を持て」、ということです。

 

つづく