閑古鳥屋の2019〜2020海外旅行記 @ラテンアメリカ、中欧

閑古鳥屋といっても、店は開いていません。コマツシンヤさんの漫画から借りました。2019年に南米に飛び立つところから記録をつけ始めました。内容が面白いかは置いといて、とりあえずオンライン上に旅日記みたいにして残せるのは素晴らしいです。30代、東京出身、文学部卒。大学院での専攻はラテンアメリカ文学。

バルパライソ 〜海辺のアートな街〜

サンティアゴから少し遠征して、今回はバルパライソに行った話。バルパライソは港街として栄えた歴史を持ち、街並み自体が世界遺産にも登録されています。サンティアゴからバスで所要約2時間。ゆっくり堪能したかったため2泊してきました。

 

バルパライソのバスターミナルに到着後、アートに力を入れているエリアに向け、海沿いに歩いて移動しました。毎度のことですが、荷物が重くてしんどいです。正直どこらへんのエリアに泊まれば楽しいかわからなかったので、事前に宿は予約していませんでした。ビクトリア広場という人が賑わう場所に着いてから、ここらへんかなと目星をつけ、広場からほど近い丘の途中の宿を当日予約しました。

 

宿までの道は、坂がとにかく急で長い!荷物がなければなんとかなりますが、重いからつらい。犬や猫がたくさんうろついていたのは、良かったです。

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宿に到着。見晴らしが良く、清潔な宿。経営はフランス人の家族でした。バックパックーのカップルが帰りそびれて、そのまま居着いちゃったパターンかな、と勝手に想像しました。

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バルパライソはチリ有数の港街で、急な坂道の丘陵地帯が海岸をぐるっと取り囲んでいます。その丘陵地帯にはアートな店やカフェがたくさん建ち並び、屋外アートがそこかしこの街角に広がっていて、散策がとても楽しい街です。また、海辺の街に特有の明るさがあるため、旅行者を強烈に惹きつける魅力がありますね。

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こんなとこにもヤマナ族が!神出鬼没ですわ。これはヤマナ族グッズのショップです。アクセサリーや文具、アパレル品など多彩な品揃え。

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チリ全土でたくさんのノラ犬が生息していますが、バルパライソにはノラ猫もたくさん!港街だからですかね。猫はなんか坂道や高台も好きそうですし。

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バルパライソは坂道が多く、急で長いため、アセンソールというエレベーターとケーブルカーの間の子みたいな公共の乗り物があります。片道数十円なので、記念に乗るべしです。まあ楽は楽でした。

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バルパライソを発つ直前に、チリの国民的詩人パブロ・ネルーダの邸宅、ラ・セバスティアーノに行きました。ネルーダはノーベル文学賞を受賞した大家ですが、軍事政権のクーデターから数日後に急死してしまいました。当時ネルーダがチリ共産党の主要ポジションに就いていて影響力もあったことから、軍によって殺害されたのではないかとも言われています。ちなみにネルーダアートも街中にちらほら。

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ネルーダのアプリも開発されているみたい。

ラ・セバスティアーノの外観はこちらです。

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5階建て!オーディオガイドを聴きながら邸宅内を見学しましたが、家具や装飾品などがアンティーク調で洒落ていて、とても豪奢な感じでした。小物や家具のチョイスにセンスの良さが光ります。ちなみに中は写真撮影禁止でしたので、窓の外の景色だけをパシャリ。

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そして庭では猫が寝ていました。

 

バルパライソは風が気持ち良く、陽当たりも良好で、遊び心のある街でした。サンティアゴからすぐなので、ぜひ立ち寄るべし。

 

次回はサンティアゴに戻った後、真冬のパタゴニアへ飛びます!

 

ではまた