閑古鳥屋の2019〜2020海外旅行記 @ラテンアメリカ、中欧

閑古鳥屋といっても、店は開いていません。コマツシンヤさんの漫画から借りました。2019年に南米に飛び立つところから記録をつけ始めました。内容が面白いかは置いといて、とりあえずオンライン上に旅日記みたいにして残せるのは素晴らしいです。30代、東京出身、文学部卒。大学院での専攻はラテンアメリカ文学。

シウダ・デル・エステ 〜パラグアイ国境の繁華街〜

前回まではブエノス・アイレスを彷徨した話でした。ブエノス・アイレスを離れるのは寂しいですが、イグアスの滝をみるため、ここからはずっと北上していきます〜

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ブエノス・アイレスからバス一本でイグアスに直行することも可能ですが、イグアスのほんの手前、パラグアイにあるシウダ・デル・エステという街に少し寄りました。ブラジルとパラグアイの国境に接する街です。せっかくだからパラグアイの空気も味わってみたいです。

ブエノス・アイレスのバスターミナルでパラグアイ方面のバス会社を探し、出発前日にチケットを購入。約4,000円くらい。夜の出発で、移動時間は20時間程度です。

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出発前のターミナルからの景色が良かった
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翌朝起きると、今までと違う景色。パラグアイの国境に近付いているようです。空気はむわっとしていて、かなり蒸し暑い
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バス休憩中。バス会社はわかりやすすぎる名前だったためチョイスしました
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イミグレーション。バスの添乗員さんが親切で、乗客をまとめてリードしてくれました。そのため国境越えは今回なんにも問題なし。

そして午後にシウダ・デル・エステのバスターミナルに到着。ブエノス・アイレスではダウンジャケットを羽織っていたのに、ここではTシャツ一枚でも汗が止まりませんでした。完全に熱帯ですね、ジャングルの中みたいな気候。重い荷物を背負って、市街地までは徒歩で移動しました。ついでにターミナルで両替を済ませておきました。

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シウダ・デル・エステの繁華街はそんなに広くはありませんが、隣国のブラジルやアルゼンチンから、人々が物価の安いこの地域に色々な製品を求めてくるみたいですね。それなりに賑わっていました。シウダ・デル・エステスペイン語で「東の街」という意味で、その名の通り首都アスンシオンに次ぐ東部に位置したパラグアイ第2の都市という感じですね。闇マーケットやショッピングモールが広がり、電化製品や衣類などさまざまな製品が売られていました。
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こちらはショッピングモール。さまざまなブランドショップが並んでいる正規のマーケット。ただそんなに安くはないですし、魅力は薄いです。

 

こちらから闇マーケットの香りがプンプン。といってもそんなに怪しげではないです。アジアやアフリカによくあるマーケットと同じ雰囲気がします。
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100円ショップみたいな店。100円切っていますね。安い!ちなみにどの店も日暮れ前の早い時刻に全部閉まってしまいます。


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露店の食事。肉が固いから、プラのフォークが折れて手掴みになってしまった。アルゼンチンに比べると食事も宿もクオリティは落ちますが、ブラジル国境にあるためかそこまで安くはないです。宿の部屋にはゴキブリがたくさんいました。

 

ニュートーキョーという日本食のレストラン。スーパーマーケットの2階にあります。店員さんの対応は親切でしたが、他の客はいませんでした。
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煮込みうどん。副菜の酢の物が美味しかった。日本食の再現率高し

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夜は店が軒並み閉まっており、カジノの明かりだけが煌々と灯っていました

 

今回は一泊二日間だけの滞在で、次はプエルト・イグアスに向けて小移動です。近隣に大きなダムがあるらしいですが、イグアスの滝をこれから見るのでダムはまあいいかな、と出発。
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もちろん、出国管理局にまず寄る必要があります。場所は「友情の橋」の手前にあります。スタンプはすぐに押してくれました。プエルト・イグアス行きのバスはどこか職員の方に聞いたところ、すぐ前をバスが通るから手を挙げて乗せてもらいなさい、とのこと。システマティックでなく人間的で、そういうの好きです。待つこと30分、暑さと排気ガスと売り子たちのしつこさでへばりそうになりながら、目当てのバスになんとか乗車できました。

 

入国管理局で止まってくれますので、そこで降車。さっと申請を済ませて外に出ると、ラッキーなことに運転手が一服中でギリギリバスに再乗車できました。通常は待ってくれないそうなので、バスを乗り換える必要があるようです。

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そしてプエルト・イグアスに到着。所要1時間足らず。宿はわりとたくさんあり、良い感じのアパートを借りました。広くて豪華なのに、一泊2,000円程度。

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次回は最終目的地のイグアスの滝に行ってきます!世界一とも言われる大瀑布をこの目で見る機会はそんなにありません。楽しみ。

 

ではまた