クラクフ ① ポーランドの京都?! 〜 旧市街について〜
前回の続き。チェコのプラハからポーランドのクラクフまでは高速バスで移動しました。プラハの北東エリアにバスターミナルがあり、チケットは前日に直接窓口で購入しました。同じターミナルからカルロヴィ・ヴァリに行ったついでです。料金は約5,000円ほどで、どのバス会社もそんなに値段は変わらなさそうでした。
当日の朝、ホテルのチェックアウトを済ませ、地下鉄を利用しバスターミナルへ。地下鉄駅を出てすぐの場所。この時は早く着き過ぎました。売店でチェコ通貨の残った小銭を贅沢に使い切り朝食を。バスは時間通りに出発。
夕方、クラクフのバスターミナルに到着。休憩を含め約8時間かかりましたが、特になんのストレスも困難もありませんでした。チェコとポーランドはEU加盟国のため、国境越えの審査もありません。
クラクフの街のつくりについて。まず旧市街があり、その中に大きな中央広場がひらけています。南端にはヴァヴェル城。さらに南に行けばかつてのユダヤ人街があります。
旧市街。北側の入り口にある軍門です。
現存している軍門は貴重らしいです。なかなか立派な石造り。
旧市街の中心広場まで南に向けて歩いていきます。道行く途中、こんなお店がありました。古本や年代もののポスターを売る店。年末年始のためか、ずっと休業中だったのが惜しいです。
旧市街の中心広場。とても広く、開放感がありました。クリスマスの時期だったので、マーケットが軒を連ねていました。織物会館や聖マリア教会があり、旧市庁舎の塔からはクラクフの街が一望できます。
鳩を見つめるちびっこ
織物会館の中
塔からの眺めは壮観ですが、頂上までの階段は幅が狭く、片道通行を余儀なくされるため、向かいから来る他の観光客とすれ違う際にやたら神経を遣うハメに。
また、クラクフではクリスマスコンサートも各所で行われており、私は旧市街の南エリアにある聖ペテロ聖パウロ教会のクラシックコンサートを聴きに行きました。
とても大きなパイプオルガンがあり、オープニングはそのパイプオルガンで演奏されるバッハの「トッカータとフーガニ短調」でした。「タラターーン 鼻から牛乳〜」の替え歌で有名な曲です。もちろん、ポーランド出身のショパンの楽曲もセレクトされていて、この夜はノクターンを聴けました。石造りの建物で底冷えするのが難点ですが、とても良い夜でした。
クラクフはポーランドの京都と称されたり称されなかったりするみたいですが、まあ別に何も似ていませんでした。強いて言えば、ポーランド国内では京都的な立ち位置の街で、美しい古都だということでしょう。
クラクフには伝統的なポーランド料理を気軽に楽しめる食堂があります。ポーランド料理はロシア料理に少し似ている印象。前菜のスープが美味しく、酢漬けやジャム、薫製肉など保存食が充実しています。食堂はセルフスタイルで、学食みたいな雰囲気。
ポーランド名物ピエロギ。ギョーザみたいなやつ
サワースープ。西洋ワサビが効いています
ロールキャベツみたいなのには米が入ってます!
豚のげんこつ煮、ピクルスとポテトの付け合わせ
クラクフ名物のピザみたいなやつ。クラクフのソウルフードでしょう。
チーズ揚げに、ベリーソース
ポーランドでたぶん1番ポピュラーなビールの銘柄です。美味しくて、安い。
というか、全部美味しかったです。
次回は強制収容所の見学に行きたいと思います。
つづく